川内浦の北東側の小さな丘を丸山と呼ぶ、その頂上に川内が生んだ明朝末期の混血の英雄であった鄭成功廟がある。台湾の台南に「明延平郡王祠」という廟があり、鄭成功とその母マツの神位が祀られている。大戦中は、開山神社と呼ばれ毎日神官が祝詞をあげていたという。1962年(昭和37)台南「明延平郡王祠」から鄭成功の分霊をうけ、ここ丸山に廟を建立し「鄭成功廟」として祀った。