山口県

宇部市

楠地域では冬場の夕方に琴曲が響きわたる

たましげの琴 -

厳選された桐材を、一つひとつじっくりと伝統の手法で作り上げる工程は、まさに名人技の名にふさわしく、箏曲演奏家に多く愛用されています。
楠地区では午後6時(冬場は5時)になると「家路」という琴曲が響きます。外で遊んでいる子どもたちに、「早くおうちにかえりなさい」とやさしく伝えている趣深い習慣です。

工芸品について 取扱事業者/生産者について
工芸品分類
その他工芸品
商品分類
その他
備考
■たましげ琴製作所
有限会社たましげは、明治27年、初代・玉重信太郎が和楽器販売を営んだのが 始まりです。
当時の山口県山陽道に位置する楠村(現宇部市)は宿場町として栄え、三味線・琴・琵琶・太鼓など日本古来の和楽器の需要が多くありました。

琴製造は、三代目の美博が研鑽を重ねて開始しました。
琴製造への新規参入は厳しい道のりとなりましたが長い精進が報われ、人間国宝の宮城喜代子師に自作を演奏してもらう縁をいただき、高く評価されました。
後に明治神宮から依頼を受け、身を清めて専心して奉納をさせていただきました。

現在は四代目となる彰彦が三代目の技を受け継ぎ、日々、琴制作に励んでおります。
伝統技術の結晶といえるたましげの琴は各流派の先生方にご愛用いただいております。

四代目は、伝統技術を継承する貴重な人材として学校にもお招きいただいたり、「全国小 ・中学生箏曲コンクールin宇部」は23回を数え、四代目が中心的な役割を果たしています。
今では文字通り、全国でも有数のコンクールとして定着し、次世代への継承を託しています。

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